新潟駅万代広場シェルター3期工事では、構造体の設置や仕上工事と並行して、演出照明の点灯テスト・現地確認を実施しました。
新潟駅は県都の顔となる玄関口ですが、その夜の顔を作る演出照明です。
当社は監理者として、意図したライティングが正確に再現されるよう、現場での角度調整を監理しました。
1. 新潟の「潟・川」の流れを光で表現
「都市の庭」がコンセプトである当広場。
本シェルターの曲線的な屋根形状は、新潟の風土を象徴する「潟(かた)」や「川の流れ」をイメージして設計しています。

ペデストリアンデッキから見下ろすと、ガラス屋根越しに光のドットが連なります。
ガラスが周囲のキラキラした夜景を反射しているのも相まって、とてもかわいい…!
これは新たな映えスポットになる予感がします。
実は計画の初期段階では、上向きの照明を今よりも低い位置に配置し、もっとふわっと浮かび上がるような質感のライティング案も検討されていました。 さまざまなシミュレーションと試行錯誤の結果、グリッドやガラスの存在感を際立たせながらも、よりビビッドなドット状のライティングになりました。
2.三方向の配光と四季を表現したカラーライティング
今回の照明計画では、単に空間全体を明るくするだけでなく、向きによって光の当て分けを行っています。
・上向きの照明:ガラス屋根や上部構造を照らし上げ上から見た時にシェルターのシルエットを浮かび上がらせる
・下向きの照明:歩行者の足元や通路を安全に照らす
・梁を狙った照明:V字柱や鉄骨フレームの立体感を強調する

さらに、照明の色調は新潟の四季をイメージしたカラープログラミングが施されています。
春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の冷涼な空気のような青など、季節やイベントに合わせて駅前広場の表情が変化していきます。




3. 設計監理として現場で光を確かめる重要性
確認の当日、施主によって決定された照明の照射角度や色合いが、現場に正確に設置・調整されているかを一通り確認しました。

図面やPC上の3Dシミュレーションだけでは測りきれない実際の光の眩しさ、陰影の出方、歩行者目線での快適さは、やはり現地で夜間に照らしてみて初めて確認できる部分です。
入念な調整を経て決定された照明が、狙い通りにシェルターを照らしていることを確認しました。
2027年春の全面供用に向け各担当が連携し、細部まで妥協のない空間づくりが続いています。設計担当としての当社の仕事はもう残り少なくなってきましたが、今後も工事の進捗を随時お届けしてまいりますので、ぜひご期待ください!
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