2026年7月29日 中央階段前シェルター(Cシェルター)のスライド移動の現場を見学しました。
前回の見学https://motoisekkei.jp/2026/07/28/では足場解体前の内部構造や「浮いている柱脚」を見ることができましたが、今回はそのシェルターが約80分かけて12mスライドし、正規の位置へ設置されるのです。

徹底された安全管理と推進プロセスの確認
見学当日は周知会から始まり、作業前点検やシステムチェック、障害物の最終点検が念入りに行われていました。


午前10時20分過ぎ、静かにスライドが始まりました。
移動に使用されたのは、仮設レールと2基の油圧ジャッキです。推進中は各種計測器や施工担当スタッフの監視のもと、構造物に無理な歪みが生じないよう慎重な管理体制が敷かれていました。


わずか5分ほどの定点観察でも、写真のように背景の中央階段や建物に対してシェルターが着実に引き込まれていくのがわかります。


「浮いていた柱脚」と設計位置の柱との接合
今回の見学のハイライトは、前回のブログでご紹介した「基礎から浮いていた状態の柱脚」が、事前に設計位置へ施工されていた下部柱の真上へ設置される過程です。

移動の終盤、足元では刻一刻と緊張感が高まります。仮設架台に支持されて移動してきた上部柱脚が、油圧ジャッキの推進により、下部柱の直上へと静かに近づいていきます…

【接合直前】下部柱の直上まで到達。上下の柱軸が重なり合うまであと少しです
所定の位置へ到達すると、12m離れていた上下の柱軸がぴったりと重なり合いました!


移動完了直後には、施工担当スタッフがすぐさま柱足元へ潜り込み、スケールを用いて上下の取り合い寸法や隙間に誤差がないか、慎重に確認を重ねる姿が印象的でした。
スライド完了!雨上がりの夏空に映える”飛翔”のフォルム
正午過ぎ、スライド作業が無事に完了しました。朝から小雨が降ったりやんだりのぐずついた空模様でしたが、作業が進むにつれて次第に天候が回復し、据え付けが完了する頃には眩しい夏空が雲の間からのぞいていました。
見上げた天井面には、その空を背景に3次元曲面のルーバーとガラス屋根が広がり、既設の歩行者デッキやシェルターとも計画通りのクリアランスで収まっています。
本シェルターのコンセプトは”飛翔”ですが、その名の通りまさに空へ向かって羽ばたいているようでした。



図面上で計画した12mスライドという工程が、現場の施工業者様の高い技術と綿密な管理によって、安全・正確に実施された過程を直接見学することができました。貴重な機会を提供してくださった現場関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
2027年春の全面供用に向け、万代広場は着実に完成へと向かっています。今後も本ブログでは、現場の進捗や技術的なプロセスを定期的にお伝えしていきますので、次回のレポートもぜひご期待ください。
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